この度、青梅ブンブンの会では映画「六ヶ所村ラプソディー」をもう一度観よう!という六ラプagainに賛同し、上映会を開催することになりました。
2006年に公開され、映画を観た人から人へ、全国で草の根の自主上映ムーブメントを巻き起こした「六ヶ所村ラプソディー」。青森県六ヶ所村に建設された核燃料サイクルの再処理工場に関わるさまざまな立場の人々の姿を、賛成と反対の両方から、ありのままに映し出しています。
3.11から2年3ヶ月が経ち、事故がいまだ収束しないまま、原発の再稼働がすすめられようとしている今、この映画を観て、あらためて皆さんとこれからのエネルギーや暮らしについて考えたいと思います。もう何度も観た人も、はじめての人も一緒に、おむすびやお茶を飲みながら感想をシェアし、進みたい未来を描きましょう。
(あらすじ)
2004年、六ヶ所村に原発で使った燃料からプルトニウムを取り出す再処理工場が完成した。この工場の風下には豊かな農業地帯が広がっている。菊川さんは12年前からチューリップ祭りを開催し、再処理計画に反対し、くらしに根ざした運動を実践している。隣接した村々で農業を営む人々、特に有機や無農薬で安心、安全な作物を作ってきた農家もまたこの計画を止めたいと活動している。一方、六ヶ所村の漁村、泊では職を失った漁師の雇用問題が深刻だ。村はすでに再処理を受け入れ、経済的にも雇用の面でも必要だという考えが行き渡っている。2005年、イギリスの再処理工場で事故が起きた。取材で見えてきたのは事故の影響よりも、44年間日常的に放出されてきた放射性物質の行方だった。圧倒的な力と経済力に、普通の人々はどうやって立ち向かっていけばいいのだろうか。その取り組みを、人々の営みをそしてそれぞれの選択を見つめてゆく。
2006年 鎌仲ひとみ監督作品 上映時間:119分
映画「シェーナウの想い ~自然エネルギー社会を子どもたちに~」
(あらすじ)
ドイツ南西部、黒い森のなかにある小さなまちシェーナウ市。チェルノブイリ原発事故後、シェーナウの親たちが、子どもの未来を守るため、自然エネルギーの電力会社を自ら作ろうと決意する。 |